『隠れ島の婿さま』の概要
「まんが日本昔ばなし」の第94話「隠れ島の婿さま」は、津軽地方に伝わる昔話をアニメ化したものです。
あらすじ
貧しい百姓の家の娘・おみつは、川で洗濯をしているとき、雷雨に遭って隠れ島へと流されてしまいます。隠れ島には、金持ちの息子の源太郎が住んでいました。おみつは源太郎に助けられ、彼の家でしばらく世話になります。
ある日、源太郎が出かけた隙に、おみつは隠れ島から抜け出して、自分の家に戻ります。源太郎はおみつがいなくなったことに気づき、彼女を探しに出かけます。ようやくおみつの家を突き止めましたが、そこにはおみつの姿がありませんでした。
困り果てた源太郎は、神様に助けを求めます。すると神様が「おみつは隠れ島に戻っている」と告げます。源太郎は再び隠れ島に向かい、おみつと再会します。
源太郎は、おみつにプロポーズします。おみつは心よく承諾し、2人は結婚します。源太郎は隠れ島を出て、おみつの家の婿養子となり、幸せに暮らしました。
登場人物
- おみつ: 貧しい百姓の家の娘
- 源太郎: 金持ちの息子の息子
- 神様: 源太郎を助けた神様
テーマ
- 運命の出会い
- 奇跡の力
- 貧富の差を超えた愛
豆知識
- 津軽地方には、隠れ島に流された女性が金持ちの男性と結婚する昔話が複数残っています。
- アニメ版では、隠れ島は「黄金島」という名前になっています。
- 原作では、おみつの父親が源太郎の屋敷に婿入りする形で話がまとまりますが、アニメ版では源太郎自身が婿入りする形に変更されています。