ねずみと爺さ

まんが日本昔ばなし『ねずみと爺さ』

あらすじ

貧しい爺さんが、森で木を切っていると、誤って小ねずみを傷つけてしまった。爺さんはねずみを介抱し、元気になると放してあげた。

その夜、ねずみが爺さんの家を訪ね、爺さんが困っていたら何でも手伝うと言ってくれた。爺さんはねずみの話を信じなかったが、次の日、森へ薪取りに行くと、ねずみが大きな木を倒し、爺さんに薪を用意してくれた。

爺さんはねずみの力に驚いた。それから、ねずみは毎日のように爺さんの家を訪れ、家事や農作業を手伝ってくれた。ある日、爺さんの息子が結婚したが、貧しくて新居を建てるお金がなかった。

そこで、ねずみは米俵を担いで長者の家に行き、大金を借りてきた。おかげで、息子は立派な新居を建てることができた。

登場人物

  • 爺さん: 貧しい木こり。
  • ねずみ: 小ねずみで、爺さんから命を助けられる。
  • 爺さんの息子: 結婚する。
  • 長者: 裕福な人物で、ねずみからお金を借りる。

テーマ

  • 恩返しの大切さ: ねずみは爺さんが命を助けてくれた恩返しに、一生懸命働いてくれた。
  • 思いやりの心: 爺さんはねずみを介抱し、放してあげた。
  • 諦めない精神: 爺さんは貧しくても、ねずみの力を信じて、助けを求めた。

教訓

  • 人に親切にすることは、いつか自分にも返ってくる。
  • どんな小さな生き物でも、思いやりを持って接するべきである。
  • 困難に直面しても、諦めずに努力することが大切である。