さるやの石

『さるやの石』

『さるやの石』は、日本の民話に基づいた、まんが日本昔ばなしで取り上げられたエピソードです。

あらすじ

昔、山の中に住む猿がいました。ある日、猿は山から下りてきて、村人の家の前で鳴き声をあげました。村人は猿に食事を与えましたが、猿は満足せず、もっと欲しがり続けました。そこで村人は猿を追い払いました。

怒った猿は、村人の家に大きな石を投げました。石は屋根を突き破り、村人の部屋に落ちて命を奪いました。村人は猿を罰するため、山に入って猿を捕まえようとしました。しかし、猿は素早く逃げ回り、村人が捕まえることができませんでした。

そこで村人は、山の神様に助けを求めました。山の神様は、猿が投げた石をはずれさせる呪文を教えてくれました。村人は呪文を唱えると、猿の投げた石は外れて村に被害が及ぶことはありませんでした。

しかし、村人は呪文を使い過ぎたため、石は村の近くにある川に落ちてしまいました。石は「さるやの石」と呼ばれ、村人が呪文を唱えると石は外れ、外敵から村を守りました。

教訓

  • 欲しがり過ぎると、大切なものを失うことがある。
  • 助けを必要とする時は、神様に祈ろう。
  • 自然の力を軽視してはいけない。

備考

  • このエピソードは、新潟県栃尾市に伝わる民話に基づいています。
  • 『さるやの石』は、まんが日本昔ばなし第124話として放送されました。
  • ストーリーは原作とは一部異なっており、まんがでは呪文の呪文が明かされていません。