あらすじ
ある村に、神社に祀られている2体の狛犬がありました。夜になると、そのうちの1体が夜な夜な村へ姿を現し、人々を驚かせていました。
登場人物
- 清介: 好奇心旺盛な少年
- 狛犬: 神社に祀られている、不思議で謎めいた生き物
ストーリー
- 清介は、夜に出歩く狛犬の噂を聞き、興味を持ちます。
- ある夜、清介は神社に忍び込み、狛犬が姿を現すのを待ち伏せします。
- 狛犬は姿を現し、清介を追いかけ始めます。
- 清介は逃げ惑いますが、ある井戸のそばで狛犬を振り切ることができません。
- すると、井戸から一匹のイヌが現れ、狛犬と対峙します。
- イヌは狛犬に噛みつき、狛犬は石像に戻ってしまいました。
謎の解明
- イヌは実は、狛犬を封印していた神様の使いでした。
- 狛犬はかつて村人を苦しめており、神様によって石像に封印されていました。
- しかし、何者かが封印を解き、狛犬が再び村を脅かすことになったのです。
教訓
- 好奇心は大切だが、危険を冒すほどではない。
- 悪は必ずしも罰せられるとは限らない。
- 謎の真相は、思いがけないところにあるかもしれない。
備考
- 『不思議なコマ犬』は、日本の民話「狛犬の化身」を題材にしています。
- この話は、好奇心の大切さと、悪には報いがあるという教訓を伝えています。
- この話は、1976年にNHKでアニメ化されました。