播磨のめっかい

『播磨のめっかい』

『播磨のめっかい』は、日本の昔話のひとつで、『まんが日本昔ばなし』のエピソードとしてアニメ化もされています。

あらすじ

播磨の国に、身体の大きな男のめっかいが住んでいました。めっかいは大変な大食いでした。ある日、めっかいが森を歩いていると、大きなおにがやってきました。おにとめっかいは力比べをすることになり、めっかいは自分の大きな腹をへこませて、おにを押しつぶしてしまいました。

おにを倒しためっかいは、おにの家に行って宝物を手に入れようと考えました。しかし、おには留守で、帰ってきたおにの妻にめっかいは捕まってしまいます。おにの妻は、めっかいを火あぶりにして食べようとしました。

その時、めっかいは妻に「この腹に火を放ったら、宝物を吐き出すことになるだろう」と嘘をつきました。おにの妻はそれを信じて、めっかいの腹に火をつけると、たくさんの金銀財宝が飛び出してきました。

めっかいは宝物を抱えて逃走し、村人たちに分配しました。それからは、めっかいは村の英雄として尊敬されるようになりました。

登場人物

  • めっかい:大きな身体と大食いが特徴の男
  • おに:森に住む怪力のおに
  • おにの妻:おにの留守を守る妻

教訓

このお話では、次のような教訓が伝えられています。

  • 嘘をつくことは、最終的に自分自身に不利益になる。
  • どんなに困難な状況でも、機転とユーモアを忘れない。
  • 人を助ければ、自分も助けられる。