三合ばば

まんが日本昔ばなし『三合ばば』

概要

「三合ばば」は、日本の民話「三枚のお札」を原作とした、まんが日本昔ばなしのエピソードです。貧しい老婆が親切にした三匹の動物が、恩返しをするというお話です。

あらすじ

昔々、お婆さんがお椀を洗っていると、一匹のネズミが飛んできました。お婆さんはネズミに「お湯がかかっても知りませんよ」と言いますが、ネズミは「化けるのが早い」と言って逃げ出します。

しばらくすると、今度は一匹のウサギがやってきて、お婆さんの足を踏みつけました。しかし、お婆さんは「痛いけど、それは知りませんよ」と言います。ウサギは「跳ねるのが早い」と言って逃げ出します。

最後に、一匹のキツネがやってきました。キツネはお婆さんの肩に飛び乗って、お婆さんの髪を引っ張りました。しかし、お婆さんは「痛いけど、それは知りませんよ」と言います。すると、キツネは「化けるのが早い」と言って逃げ出しました。

翌日、お婆さんが台所に立つと、ネズミ、ウサギ、キツネが現れ、お礼を言いました。そして、お婆さんに三枚のお札を渡して、「これを三合の器に入れておいてください」と言いました。

お婆さんが三枚のお札を三合の器に入れると、お札が黄金に変わりました。お婆さんは大喜びで、ネズミ、ウサギ、キツネにお礼を言い、自分だけでなく周りの人々を助けるためにその黄金を使いました。

教訓

この話は、親切にした人に対しては、必ず報いがあると教えています。また、どんなに小さな生き物でも、感謝の気持ちを持っています。